タブレット端末約8,000台をレンタルで運用。飲食業向けSaaS「Camel」の競合優位を支える仕組み


株式会社tacoms(タコムス)は「発明で、半径5mの人を幸せに」をミッションに掲げ、飲食店舗の売上拡大や店舗業務を効率化するITサービス「Camelシリーズ」を提供。中でも主力製品である「Camel」は、複数のデリバリーやテイクアウトの注文を一元管理でき、大手飲食チェーンを中心に2万1,000店舗(2026年4月時点)に導入されています。現在は、飲食店の電話注文を音声AIが応対する『Camel AI Call』などにも提供領域を広げています。
取締役 COO
肥田 陽生 様

株式会社tacoms
tacomsの主力製品である「Camel」は、飲食店舗が導入する複数のデリバリー・テイクアウト注文を1台で一元管理し、対応するPOS(販売管理システム)と連携して受注入力を自動化できます。デリバリーやテイクアウトの注文をPOSに取り込むには、店舗の従業員がそれぞれのサービスのタブレット端末を見ながら打ち込んだり、高額な費用をかけてシステム連携したりする必要があるのに対し、「Camel」があればそれらの手間を大幅に省くことができます。
飲食店舗の売上拡大には複数のデリバリーサービスの導入が求められる中、注文を一元管理できる「Camel」は業界の高い評価を受けています。大手飲食チェーンを中心に2万1,000店(2026年4月時点)に導入され、飲食店の現場にとって欠かせない存在となっています。
レンタルマーケットは、「Camel」の導入店舗に対してタブレット端末約7,000~8,000台をレンタル提供しているほか、専用の倉庫を設けてタブレット端末の在庫管理、キッティング済みの端末発送、店舗で故障した端末の返品や交換品の発送など、タブレット端末の管理と運用を一手に引き受けています。今回はtacoms取締役COO 肥田陽生さんにレンタルマーケットをパートナーに選んだ理由や魅力について聞きました。
レンタルマーケット利用前の課題
- コロナ禍でのデリバリー需要急増を背景に契約店舗数が急拡大。自社での購入とキッティングが追いつかなくなっていた
- リース会社の対応は画一的で、柔軟性や対応においてスタートアップのスピード感と合わなかった
- ハードウェアの調達や管理に資金や人手を割かれ、注力すべきソフトウェア開発への投資が難しくなっていた
レンタルマーケットを利用した効果
- 実態調査やビジネスモデルへの理解を踏まえた向き合い方で、スムーズに事業が進められた
- 外国人や高齢者などリテラシーの異なる店舗スタッフでも、届いてすぐ使える状態でキッティングを一括対応
- 在庫管理や故障時対応までハードウェア運用を一任でき、本業のソフトウェア開発に集中できた

導入店数が急増しリースを検討したが、対応スピードの不足に直面
――レンタルマーケット導入前の課題感について教えてください。
「Camel」をローンチした当初は、自社でタブレット端末を購入し、それに「Camel」をインストールするなどのキッティング作業も自社で行ったうえで、導入店舗に配送していました。
しかし、コロナ禍でのデリバリー市場拡大も背景に、複数デリバリーサービスの注文を一元管理できる「Camel」の評判が高まっていくと、お客様からの引き合いは急増。1,000~2,000店舗規模の契約が決まる中、これほどの店舗数に必要な端末台数になると、スタートアップ企業である私たちにとって、資金面でもタブレット端末の購入を続けるのは現実的ではありませんでした。
そのため、まずはリース会社から調達することを検討しました。しかし、多くのリース会社はどうしても柔軟さや対応のスピード感に欠けており、希望を満たす会社はありませんでした。
スタートアップ企業にとって何より大切なのはスピード感です。ハードウェアの調達スキームや条件交渉における意思決定の遅さは、そのまま事業成長に影響してしまう。そんな折に大手パソコンメーカーから紹介されたのがレンタルマーケットでした。

型どおりの判断ではなく、実態とビジネスモデルの将来性を見てくれた
――レンタルマーケットでは、そのような課題は解消されたのでしょうか?
はい。実際に紹介を受けてレンタルマーケットへ連絡したところ、早速、当社のオフィスまで出向いて、私たちが描くビジネスモデルやお客様に提供したいバリューなどに、真摯に耳を傾けてくれました。一般的には、スタートアップ企業への大規模レンタルはリスクが大きいと見なされがちです。しかし、レンタルマーケットは、当社の事業の実態調査に加えて、ビジネスモデルの優位性や将来性まで丁寧に見てくれたおかげで、スムーズに契約することができました。
――レンタルマーケット導入の決め手について教えてください。
レンタルマーケットは、他社サービスと多くの点で異なっていました。MDM(Mobile Device Management)の設定やキッティングなどを済ませた状態で発送してくれます。また、故障品の交換にも迅速に応じてくれるなど、多くのリース会社では敬遠しがちな対応まで丁寧に引き受けてくれたのです。何よりも嬉しかったのがスピード感あふれる意思決定と行動力、私たちと共に課題を解決して事業を創っていこうというパートナーシップ精神でした。
キッティング・故障交換まで一任できる大規模運用フローを確立
――導入店舗へ「Camel」インストール済みのタブレット端末を提供される際、どんなポイントを大切にしていますか。
私たちが「Camel」を提供する上で最も大切にしているのは、店舗に届いたタブレット端末を、現場スタッフがすぐに使い始められることです。飲食店の現場スタッフは多忙な中で、本来の接客や調理業務に集中する必要があります。だからこそ、アプリインストールなどのキッティングの手間はできる限り省き、ITリテラシーに関わらず外国人や高齢のスタッフもすぐに使えるよう、ログイン設定まで完了させた状態で提供しています。万が一端末が故障した際も、すぐに交換品が届くことで業務への影響を最小限に抑えられるようにしたいと考えています。お客様の要望や課題を一つひとつ解決し、改良に改良を重ねて大規模運用フローを確立しました。
レンタルマーケット側では、専属チームを組んで担当してくれています。仕様書や手順書の作成はもちろん、情報共有もチャットやスプレッドシートを駆使して速やかに連携。一体感ある連携のおかげもあり、端末の故障時は当日か翌日に発送するという迅速交換が可能で、お客様から高い評価を受けています。また、現場から飲食チェーンの本部に問い合わせずとも済むよう、交換品の中に返送用伝票を同梱して簡単に返送できるなど、様々な工夫を凝らしています。

レンタル運用でソリューションの競合優位を築き、次は「注文体験」の進化へ
――レンタルマーケット導入後の変化や効果について教えてください。
現在提供しているソリューションは、レンタルマーケットなくして構築することはできませんでした。お客様が求めているのはソフトウェアの機能だけではありません。お客様組織内の管理リソースにも限りがある中、「Camel」におけるハードウェアの提供・運用管理を含めたパッケージの実現は、競合サービスとの差別化にもなっています。
さらに、自社で購入した機材の保管もレンタルマーケットに委託できるため、レンタル機材と自社購入機材を自由に組み合わせて運用できる点も、私たちにとって大きな利点です。用途や予算に応じて調達方法を柔軟に選べることで、無駄のないポートフォリオを組めています。
当社のような店舗ビジネス・現場向けのソリューションを提供するスタートアップ企業にとって、ソフトウェアだけでは解決できない場面が数多くあります。特にハードウェアが関わってくると、資金や置き場所、それを管理する人材といったコストが先に発生してしまい、本来集中したいソフトウェア開発への投資ができなくなってしまう。数千台規模のタブレット端末の管理や配送スキームといったハードウェアの部分を安心して任せ、ソフトウェアにリソースを集中できる環境を作れているのは、レンタルマーケットのおかげです。レンタルマーケットとの出会いとパートナーシップには感謝しています。
――今後の抱負や期待について教えてください。
私たちが提供するのは飲食店舗の課題を解決するソリューションです。その目的を達成するにはアプリだけでは力不足で、ハードウェアが欠かせません。飲食における「注文する」という体験は、お客様の満足度を左右するコアな体験です。今後はスマートフォンやタブレットだけでなく、大型ディスプレイなど、注文の接点が多様化していきますが、機器ごとにバラバラになりがちなハードウェアの調達・運用をレンタルマーケットが柔軟に引き受けてくれるからこそ、私たちは「どんな注文体験を作るか」という本質に専念できています。レンタルマーケットは、今後も当社の事業成長に欠かせないパートナーです。
関連レンタル商品・サービス

タブレット レンタル商品一覧

キッティング(初期設定代行)

個別配送

株式会社tacoms(タコムス)は「発明で、半径5mの人を幸せに」をミッションに掲げ、飲食店舗の売上拡大や店舗業務を効率化するITサービス「Camelシリーズ」を提供。中でも主力製品である「Camel」は、複数のデリバリーやテイクアウトの注文を一元管理でき、大手飲食チェーンを中心に2万1,000店舗(2026年4月時点)に導入されています。現在は、飲食店の電話注文を音声AIが応対する『Camel AI Call』などにも提供領域を広げています。
取締役 COO
肥田 陽生 様


.png?fit=max&w=3840)