人手不足などで急成長が続くBPO事業。レンタルマーケットは、かけがえのない調達パートナー


2001年設立の綜合キャリアオプションは、キャムコムグループで人材派遣・紹介・BPOを担い、製造・オフィス領域の雇用課題を全国で解決する総合人材サービス企業です。
ARM推進部SIPS
マネージャー
木村 秀一 様
ARM推進部SIPS
原山 尚人 様

株式会社綜合キャリアオプション
株式会社綜合キャリアオプションは総合人材サービスを提供するキャムコムグループにおいて、人材派遣、人材紹介、BPO事業を手がける企業です。取引社数は4,500社を超え、地方の製造業などを中心にエリア密着型のサービスを展開しています。その同社において急成長を遂げている事業の1つがBPO(外部業務委託)事業です。
コロナ禍以来、官公庁や自治体によるワクチン接種や補助金申請などのBPOニーズをはじめ、人手不足が深刻な民間企業でもBPOニーズは高まっており、同社のBPO事業は成長を続けています。レンタルマーケットは、同社のBPO事業の運営に欠かせないパソコンなどのIT機器をレンタルで提供し、その成長を支えています。
今回は綜合キャリアオプションの情報システム部門で責任者を務める木村秀一 様と、同部門の原山尚人 様にBPO事業の強みを語ってもらうとともに、IT機器の調達パートナーであるレンタルマーケットの魅力についてお伺いしました。
レンタルマーケット利用前の課題
- 短納期で大量のPCを調達する必要があり、購入では対応が難しかった
- 案件ごとにPC設定が異なり、キッティング作業に多大な手間がかかっていた
- 臨時で大量のIT機器を調達する際に、コストとリードタイムが課題だった
レンタルマーケット導入後の効果
- 大量のPCを短期間で調達でき、準備期間が限られた案件にも対応できた
- 案件に応じたキッティング作業も依頼でき、作業負担を大幅に削減した
- PC故障時の代替品も翌日に届き、業務への影響を最小限に抑えられた

事業拠点のBPOセンターに常時400~500台をレンタル
――御社が手がけるBPO事業の強みを教えてください。
当社のBPOソリューションの強みは、業種や業態、業務領域を問わず、「人×場所×システム」を最適に組み合わせて、お客様の事業課題を解決することです。
強みは、人材面では当社やグループ会社が持つ人材データベース、提携する他の人材会社と連携して豊富な人材を集客することが可能な点です。場所では、全国に16拠点(2024年3月時点)のBPOセンターを自前で有し、迅速にオフィスを立ち上げられます。
さらにBPO業務の運営に特化した自社開発ITシステム「BENSYS(ベンシス)」*を活用することでスムーズな運営も可能です。
――幅広いリソースを組み合わせた体制が整っているのですね。では、そうした事業展開の中で、レンタルマーケットとのお取引内容についても教えていただけますか。
レンタルマーケットには、主に東京や大阪などの大都市圏で展開しているBPOセンターで必要となるIT機器全般のレンタルでお世話になっています。
レンタル品目は、当初はパソコンだけでしたが、今ではモニターやWi-Fiルーター、複合機など多岐に渡っており、総レンタル数は常時400~500台に上ります。
BPO事業は右肩上がりに成長しており、レンタルマーケットから調達するIT機器の台数は今後も増えるでしょう。レンタルマーケットは、BPO事業の運営に必要なリソース「人×場所×システム」の1つであるシステムのインフラを構築するのに欠かせないパートナーです。
*BENSYS(ベンシス):BPO業務上の課題を解決する様々な管理機能を組み合わせたBPOシステム

レンタルマーケットを選んだ理由は価値観の共有と対応力
――BPO事業の中で、レンタルを活用することになった経緯を教えてください。
BPO事業の本格展開を始めた当初、BPO案件で使うパソコンの準備はひとつの課題となっていました。外部からまとまった量の業務を受託して、その都度スタッフの方々を手配する都合上、臨時で大量のパソコンを調達してくる必要があります。
当初はそれらのスタッフ用パソコンについて、社員に貸与する業務用パソコンと同様、購入して私たちがキッティングした後、現場に納品する方法を検討していました。
しかし、コロナ禍に突入してワクチン接種や「Go To トラベル」などのコールセンター業務を外注として受託する案件が急増。それらの案件には準備から業務開始までの期間が非常に限られたものも多く、時には2週間という短納期でPCを400~500台程度調達する必要が生じました。そんな台数のPCを購入して各端末にいちいち初期設定を行い利用可能な状態にする、といったことをしていては到底間に合わないため、レンタルでの調達を検討しました。
――なるほど。では数ある会社の中からレンタルマーケットを選ばれたのはなぜですか。
レンタルであれば、購入後のセットアップ作業や必要ソフトウェアのインストールといった工程を短縮でき、端末調達から業務開始までのリードタイムを最小化できます。レンタルマーケットとのお付き合いはその時に始まり、以来ずっと続いています。
レンタルマーケットを選んだ理由は、当社のBPO事業が目指す価値観を理解してくれ、BPO事業の成長に向けてともに歩んでくれる姿勢です。私たちがBPO事業で目指しているのは、お客様が笑顔で喜んでくれる状況を作りだすこと。そのために必要なのが迅速かつ柔軟な対応力です。
BPO案件の立ち上げは極めて流動的です。必要なレンタル機器やその台数、キッティング方法などが変更されることは多々あります。そうした際にスピーディーに対応してもらえないとパートナーはつとまりません。レンタル会社選びの際にレンタルマーケットより安い価格を提示した会社もありましたが、必要な期間で依頼通りの設定で納品する対応力がレンタルマーケットさんをパートナーとして選ぶ理由でした。

変更が多いBPO事業にも柔軟対応でサポートも満足
――嬉しいお言葉をありがとうございます。対応力で印象に残っているエピソードはありますか。
レンタルマーケットの対応力の素晴らしさを予期しない形で実感したのが、過去に一度、調達台数が多かったためレンタルマーケットと並行してやむなく別の1社にレンタルを頼んだときでした。
その際、納品日時や台数、納品時の端末仕様など、細かい点を事前に取り決めておいたのですが、ふたを開けてみると取り決め通りに設定されていない箇所があり、対応に苦慮したことがありました。レンタルマーケットは調達台数や納期の厳守はもちろん、必要ソフトのインストールやユーザー設定などのキッティングも完璧でした。業務をアウトソーシング頂くという事業特性上、予定通りに業務用端末が届かないと、最悪の場合はお客様に迷惑をかけることにつながりかねません。ましてやパソコンという、それなくしては一切仕事が回らない重要な備品をレンタルしているのですから、依頼側としては100%に近い信頼性を求めたくなります。
レンタルマーケットはそれにしっかり応えてくれていると感じています。
――BPO事業でのPC手配には、どのような特徴があるのでしょうか。
BPOセンターに設置するパソコンのキッティングは大変です。理由は、BPO案件が変わるとお客様も変わる点です。設置するパソコン自体が変わることもありますが、仮にパソコンが同じでもお客様によってインストールするソフトや設定する仕様は異なります。
つまり、レンタルの途中でもキッティングをやり直す必要があるのです。そうした場合の対応も柔軟にサポートしてくれるので大変助かっています。
情報システム部門を担当する私たちから見てもレンタルマーケットの対応は早いと思います。例えばパソコンが壊れた場合、その連絡を入れると早くて翌日、遅くても翌々日に代替品が届きます。こうした迅速な対応を数多くのお客様に対してサポートし続けることは並大抵のことでないと感心しています。

今後は全国展開やインフラ構築を含めて協業を深めたい
――レンタルマーケットへの今後の期待はありますか。
当社は社員向けのパソコンは購入しているため、BPO事業を通じてレンタルマーケットと出会いました。BPO案件は納品までの期間が極端に短かったり、途中変更も多かったりするので、購入という手段ではとても対応できないですし、一般的なレンタル会社に頼むのは荷が重いと思います。その意味でレンタルマーケットは今後もかけがえのないパートナーであり続けるでしょう。
当社のBPO事業の成長は加速していますが、それとともに競争も激しくなり、BPO案件の対応に求められるスピードはますます早くなっています。現在、当社のBPOセンターは大都市圏に加えて全国に広がっています。レンタルマーケットには、今後は大都市圏を中心に行っているレンタル商材の提供を全国のBPOセンターでも展開していきたいですね。
将来的には商材の提供だけでなく、BPOセンターのネットワークの配線やつなぎ込みといったインフラ構築でも協力を仰ぐことができれば嬉しいです。今後ともBPO事業成長のパートナーとしてよろしくお願い致します。

2001年設立の綜合キャリアオプションは、キャムコムグループで人材派遣・紹介・BPOを担い、製造・オフィス領域の雇用課題を全国で解決する総合人材サービス企業です。
ARM推進部SIPS
マネージャー
木村 秀一 様
ARM推進部SIPS
原山 尚人 様