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2022.01.31

法人向けのパソコン研修の種類やメリット・デメリットを詳しく紹介

近年、政府が推進しているIT化は、社会環境の激しい変化にも対応できる企業へと成長するために必要不可欠なものとなっています。

しかし、すべての企業でIT化が上手く進んでいるわけではなく、新入社員がパソコンの操作になかなか慣れないという課題を抱えている企業も見受けられます。

そのような問題を解決できるのが法人向けのパソコン研修となります。

この記事では、法人向けのパソコン研修がどのようなものかをご説明したあと、パソコン研修を受けるメリット・デメリットを詳しく紹介していきます。

会社でアウトソーシングのパソコン研修を実施すべきかどうかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
 

目次

  1. 1 法人向けパソコン研修のトレーニングの種類
    1. 1.1 キータッチトレーニング
    2. 1.2 Windowsトレーニング
    3. 1.3 Excelトレーニング
    4. 1.4 Wordトレーニング
    5. 1.5 Power Pointトレーニング
  2. 2 法人向けのパソコン研修を受けるメリット
    1. 2.1 会社全体の生産性が向上する
    2. 2.2 作業の精度が上がりミスを防げる
    3. 2.3 社内の教育担当者のリソース不足を解消できる
  3. 3 法人向けのパソコン研修を受けるデメリット
    1. 3.1 社内研修よりも大きな費用が発生する
    2. 3.2 業者によって講師の質が異なる
    3. 3.3 覚えたい操作や機能だけ学ぶのは難しい
  4. 4 まとめ

法人向けパソコン研修のトレーニングの種類

image2.jpgパソコン研修は法人向け、一般層向け、シニア層向けとさまざまな形態で実施されています。

企業においては単なるスキルアップ目的ではなく、社員一人ひとりの生産性を高めるために導入するケースが見られます。

IT化を進める上で社員にパソコン研修を実施したい経営者の方は、具体的にどのような内容の研修が行われるのか気になるでしょう。

そこで、実際に行われている法人向けパソコン研修のトレーニングの例をいくつか挙げてご紹介していきます。

キータッチトレーニング

キータッチトレーニングは、パソコン操作の基礎となるキーボード入力のスピードを高めてタッチタイピングの習得を目指す研修です。

まずは、正しい姿勢やホームポジションの学習からはじまり、そして効率の良い入力方法を習得することができます。

たとえば、文節の効率の良い変換やファンクションキーの使い方などが詳細に説明されるため、キーボードを使った文字入力に関して基本的なものを多く学べます。

また、読めない漢字の入力をサポートするIMEパッドなどを用いたキータッチトレーニングを実施する研修もあるため、文字入力をメインとする新入社員の教育に適した研修といえます。

Windowsトレーニング

Windowsは、多種多様な企業のパソコンのOSとして採用されているため、パソコンに触れる社員はかならず基本操作や基礎知識をおさえておきたいところです。

一般的なトレーニングでは、電源の正しいオン・オフのやり方やディスプレイ設定、ファイルやフォルダの操作など初歩的なものから学べます。

【Windowsトレーニングの一例】

  • 起動とシャットダウン
  • サインインとサインアウト
  • ディスプレイ設定
  • ファイルやフォルダ作成と管理
  • 右クリック操作やショートカット

近年はIT部門がない企業でもパソコンを取り入れた業務効率化が進んでいるため、基礎知識を一から学びたい場合におすすめされるトレーニングです。

Excelトレーニング

多くの企業が活用している表計算ソフトのExcelは、IT部門の社員でなくても操作を覚えるべきソフトウェアの一つです。

Excel研修では主にビジネスで使用する機能をおさえながら、基本操作やショートカットを活用した作業の効率化、関数の入力方法などを学べます。

グラフ作成トレーニングでは、相手に伝わりやすい視認性の高いグラフの作り方を習得できるため、社内教育だけでは補えない実用的なスキルアップも見込めるでしょう。

Excelトレーニングは、内容に応じてレベル分けされていることが多く、応用編では以下のようなより専門的な操作や処理を習得できます。

【Excelトレーニング応用編の一例】

  • 入力規則の設定
  • 複数シートの操作
  • IF関数とVLOOKUP関数の同時処理
  • 電子データの読み込みと抽出
  • PDF、XPS形式のドキュメント作成
  • ピボットテーブルとグラフの作成と応用

Excelは操作に関する知識や入力のスピードに個人差が生まれやすいため、新入社員のスキルの平準化を図るために重要な研修といえます。

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Wordトレーニング

Excelと並んでパソコン研修で需要が高いのが、文書作成ソフトの主流であるWordトレーニングです。

まずは起動の仕方や文字入力などの初歩的な操作からはじまり、視認性の高い文章の生成やレイアウトの作成などを学べます。

Wordの操作はExcelと比べて機能が少なく操作が簡単だと思われがちですが、研修を通して実用的な多くの機能を習得可能です。

【Wordトレーニング応用編の一例】

  • 目次の作成
  • 表紙の作成
  • セクションに応じたページ設定
  • コメントの活用法
  • SmartArt機能
  • グラフ、図形の挿入と編集
  • 電子データの書き出し

Wordのスキルアップは企画書や報告書などの書類作成に関わる社員に必要なものです。

文字を入力するだけではなく図面やグラフをスムーズに作成できるようになると業務の幅が一気に広がります。

Power Pointトレーニング

スタンダードなプレゼンテーションソフトとして活用されているPower Pointトレーニングは、経営企画や広報に携わる新入社員におすすめされます。

まずは、Power Pointを使った業務のイメージを膨らませることからはじまり、画面構成の説明、作成作業開始までの基本操作を習得していきます。

PowerPointはExcelやWordとは異なりグラフィカルな作業が多いため、スライドの作成や編集、写真の挿入などを直感的に覚えることがスキルアップのコツとなります。

ただ単にプレゼンテーションでPowerPointを利用するだけではなく、より質の高い内容にするためには実践向けの知識や操作の習得が必要です。

【PowerPointトレーニング応用編の一例】

  • スライドマスターの活用法
  • オリジナルテンプレートの作成
  • Excel、Wordデータの活用法
  • アニメーションの活用法
  • オーディオ、ビデオの活用法
  • さまざまな形式での保存方法

書籍ではわかりづらい操作もプロから直接伝授されるため、パソコン研修のなかでも大きな成果に期待できるトレーニングといえます。

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法人向けのパソコン研修を受けるメリット

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法人向けのパソコン研修は、キーボードの操作からビジネスで主流のソフトウェアの操作まで幅広く習得できます。

社員教育としてパソコン研修を受けさせる場合、どのようなメリットが生まれるのかを詳しくご説明していきます。

会社全体の生産性が向上する

社員のパソコン操作を研修によってスキルアップさせることで、作業効率が上がり、生産性の向上に繋がります。

パソコンに触れる社員に基本操作を覚えさせることは社内でもできますが、研修を受けさせることでショートカットやデータ処理が早い操作をまとめて習得できます。

ExcelやWordを使用する業務の場合、わからない操作を調べるだけでタイムロスが発生してしまうため、研修を経て社員のスキルを平準化することは重要といえるでしょう。

作業の精度が上がりミスを防げる

新入社員にミスはつきものですが、パソコン研修を受けておくことで操作の正確性が増してミスを少なくすることができます。

たとえば、ファイルを間違って上書きしたり削除しまったりするような初歩的なミスは、Windowsトレーニングを受講しておけば回避できるでしょう。

ExcelやWordといったソフトウェアの操作に関しても、正確に入力できるだけではなく、ミスを自分で修正できる能力を養うことが可能です。

社内の教育担当者のリソース不足を解消できる

新入社員のパソコンのスキルアップを外部委託できるため、社内の教育担当者のリソースを割く心配もありません。

法人向けのパソコン研修を提供する業者に依頼すれば、専門分野に精通したプロからノウハウを習得できるため、教育の質も高まるでしょう。

また、最近はテレワーク中の社員でも受講できるオンライン研修が盛んなため、社員のスキルに合わせたレベルのトレーニングを受講させることができます。

パソコン研修でアウトソーシングサービスを利用するメリットは数多く、IT化を推進する企業の有効な解決策となっています。

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法人向けのパソコン研修を受けるデメリット

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多くのメリットがある法人向けのパソコン研修ですが、実施する前にかならずデメリットも理解しておかなければなりません。

具体的にどのようなデメリットがあるのか例を挙げてご説明しますので、アウトソーシングサービスを利用する際は参考にしてみてください。

社内研修よりも大きな費用が発生する

パソコン研修を社内ではなくアウトソーシングで実施する場合、大きな費用が発生します。

たとえば、Excel応用編の研修を受けたい場合、1週間以内で終了するカリキュラムでも修了まで5万円前後の費用がかかるケースがあります。

業者や受講するコースによって費用にばらつきはありますが、社内教育よりも大きなコストが発生することを想定した上で実施を慎重に考える必要があるでしょう。

業者によって講師の質が異なる

パソコン研修を提供する業者によって講師の能力や人柄が異なるため、業者選びはとても重要になります。

何日も研修を受けたのに「思うようにスキルアップを図れなかった」ということにならないように、講師の質が高い業者を選ぶのが失敗しないためのポイントとなるでしょう。

業者の公式サイトの隈なくチェックするだけではなく、利用者の口コミも参考にしてみましょう。

覚えたい操作や機能だけ学ぶのは難しい

一般的なパソコン研修は、カリキュラムに沿った教育となるため、特定の操作だけを学ぶのは難しいと考えておきましょう。

たとえば、Power Pointのアニメーション機能のスキルアップをしたい場合、応用編コースの一部として教育を受けることになるため、過大な研修費がかかってしまうことになります。

ピンポイントで特定の操作や機能を学習したい場合は、社内で解決するか独学する必要があると考えておきましょう。

まとめ

法人向けのパソコン研修の種類やメリット・デメリットを詳しく紹介しました。

アウトソーシングのパソコン研修は、IT化の推進に悩む企業にとって有り難いサービスで、Windowsの基本操作からExcelやWordの細かい機能まで習得可能です。

新入社員にパソコン研修を受けさせることで、業務効率化が実現し、社内全体の生産性の向上に期待できるでしょう。

ただし、社内研修よりもコストが発生することを理解しておかなければならず、テレワークで実施する場合にはオンライン研修に適したパソコンを準備する必要もあります。

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