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2022.04.25

パソコンのリースとレンタルの違いとは?それぞれのメリット・デメリットを解説

パソコンのリースとレンタルは、まったく別のサービスです。それぞれにメリット・デメリットがあるものの、利用状況によって適切な選択肢が異なります。

リースとレンタルのどちらかを検討している場合、双方の違いを詳しく理解しなければ、予想とは異なる結果を招くリスクがあります。適切なサービスを選択するためにも、それぞれの特性を十分に理解しておきましょう。

本記事では、パソコンのリースとレンタルの違い、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。

目次

  1. 1 パソコンのリースとレンタルの違いとは?
    1. 1.1 リースとレンタルの比較
  2. 2 パソコンをリースで使用するメリット・デメリット
    1. 2.1 リースのメリット
      1. 2.1.1 メリット1.希望する機種を利用できる
      2. 2.1.2 メリット2.長期利用であればコストを抑えられる
    2. 2.2 リースのデメリット
      1. 2.2.1 デメリット1.基本的に途中解約できない
      2. 2.2.2 デメリット2.金融機関の審査が必要
      3. 2.2.3 デメリット3.リース料が上乗せされる
  3. 3 パソコンをレンタルで使用するメリット・デメリット
    1. 3.1 レンタルのメリット
      1. 3.1.1 メリット1.機器の更新サイクルを決められる
      2. 3.1.2 メリット2.レンタル期間を自由に設定できる
      3. 3.1.3 メリット3.突然の利用にも対応できる
    2. 3.2 レンタルのデメリット
      1. 3.2.1 デメリット1.長期利用はコストが割高になる
      2. 3.2.2 デメリット2.レンタルできる機種が限られている
  4. 4 リース・レンタルの適切な選び方
    1. 4.1 一定期間の利用が確定している場合はリース
    2. 4.2 短期間の利用を検討している場合はレンタル
  5. 5 まとめ

パソコンのリースとレンタルの違いとは?

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パソコンのリースとレンタルの大きな違いは、契約期間の長さと特性にあります。パソコンをレンタルする場合、基本的に顧客側が借り受ける期間を自由に設定します。

一方、リースでパソコンを借りる場合、あらかじめ契約期間が定められているため、顧客側が自由に決めることは基本できません。その契約期間は、およそ2〜8年が一般的です。

そのため、リースでパソコンを借り受けると、途中で契約を解約することができません。もし途中で解約したい場合は、契約の残り金額を支払う必要があります。

そのほかの違いとしては、パソコンが故障したときの修理担当があげられます。レンタルの場合はレンタル会社が修理を担当するのに対し、リースの場合は借り受けた顧客側が担当します。

リースとレンタルの比較

パソコンのリースとレンタルの違いを一覧表にまとめました。それぞれの詳細は以下をご確認ください。

  リースのパソコン レンタルのパソコン
目的 継続的に必要な設備として活用する 一時的に必要な設備として活用する
在庫 好みのパソコンを指定できる レンタル会社が保有する在庫の中から選ぶ
契約期間 一般的には2〜8年間 一般的には数日〜数ヶ月
解約料金 契約の残り金額が発生 発生しない
所有権 リース会社 レンタル会社
契約手続き 面倒 簡単

このように、パソコンのリースとレンタルでは異なる点が複数あります。しかし、パソコンの所有権は提供会社にあるため、「パソコンを提供会社から借りている」という点においては共通です。

パソコンをリースで使用するメリット・デメリット

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パソコンをリースで使用するメリット・デメリットは以下の通りです。リースについて深く理解するためにも、それぞれをご確認ください。

リースのメリット

リースでパソコンを借りるメリットは、大きく分けて以下の2つが考えられます。

メリット1.希望する機種を利用できる

1つ目のメリットは、希望する機種を利用できることです。パソコンのリースは、顧客側が望んだ機種をリース会社が代理で購入し、それを借り受けるシステムとなっています。

そのため、リース会社が承認さえすれば、どんな機種でも利用することが可能です。また、パソコンを探す際はリース会社がメーカーに掛け合ってくれるため、わざわざ顧客側が手間を掛ける必要はありません。

メリット2.長期利用であればコストを抑えられる

もう1つのメリットは、長期利用であればコストを抑えられる点です。法人向けパソコンのリースは分割払いで支払うため、初回のリース期間が終了した時点で支払いが完了します。

その後、同じものを再度リースした場合はリース料金が安くなるほか、低価格で買い取ることも可能です。そのため、パソコンを長期利用するのであれば、レンタルよりもコストを抑えられます。

リースのデメリット

メリットに続いて、リースのデメリットを3つ解説します。

デメリット1.基本的に途中解約できない

パソコンのリースは、基本的に途中解約ができません。これはパソコンに限らず、リース契約そのものが途中で解約できない仕組みになっています。

仮にどうしても解約したい場合は、残り期間のリース料、もしくは解約金を支払わなければなりません。また、その費用は基本的に一括で支払う必要があるため、多額な費用が発生する可能性があります。

デメリット2.金融機関の審査が必要

2つ目のデメリットは、金融機関の審査が必要であることです。リースはレンタルとは違い、長期間利用する契約を結ぶ必要があるため、金融機関の審査に通らなければ利用できません。

そのため、信頼性の低い会社は審査基準をクリアできず、パソコンのリースを利用できない可能性があるのです。特に社歴の短い会社は審査に通りにくい傾向があるため、事前に相談しておくことをおすすめします。

デメリット3.リース料が上乗せされる

リース契約では実際の購入費用に加え、リース会社に支払うリース料が加算されます。そのため、自社で同じパソコンを購入した場合に比べ、リース利用時のほうが総額は高くなります。

しかし、リース料金には手数料や保険料、金利などが含まれているため、総額が高くなるのは当然だと言えるでしょう。なお、リース料は提供会社によって異なりますが、一般的には120〜180%程度だとされています。

パソコンをレンタルで使用するメリット・デメリット

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パソコンをレンタルで使用した場合のメリット・デメリットを解説します。リースとレンタルの両方を理解した上で、自社に適したほうを検討しましょう。

レンタルのメリット

まずはレンタルのメリットを3つ解説します。

メリット1.機器の更新サイクルを決められる

1つ目のメリットは、機器の更新サイクルを自由に決められる点です。パソコンのレンタルは、毎年一定の経費予算を確保できることから、将来のリプレイス時の予算取りが楽になるとされています。

また、リースとは違い法定耐用年数の縛りもないため、機器の実寿命に合わせて更新サイクルを決めることが可能です。

メリット2.レンタル期間を自由に設定できる

レンタル期間を自由に設定できるのは、レンタルの大きなメリットだと言えます。期間設定に縛りがないため、数日間、数ヶ月、数年といったように、利用状況に合わせて調整が可能です。

それに伴い、途中でレンタルを中止した場合でも、解約金は基本的に発生しません。これはリースと大きく異なる点なので、パソコンのリースとレンタルで迷っている方は、この事実を理解した上で選択しましょう。

メリット3.突然の利用にも対応できる

3つ目のメリットは、突然の利用にも対応できることです。大規模なイベントや研修など、企業では急遽パソコンが必要になるケースもあります。

そんな場合、レンタルであれば数日〜1週間程度で、用途に合ったパソコンを用意することが可能です。また、レンタル会社に在庫がある場合は、数十台から数百台の大量レンタルも素早く行えます。

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レンタルのデメリット

レンタルで考えられるデメリットは以下の2つです。

デメリット1.長期利用はコストが割高になる

レンタルを長期利用した場合、リースや購入に比べてコストが割高です。一般的に3〜5年ほどであれば、同程度のコストだとされています。

しかし、それよりも期間が長引いてしまうと、レンタル料を支払い続けるため費用がかさみます。そのことから長期でパソコンを利用する場合、レンタルはあまり向いていません。

デメリット2.レンタルできる機種が限られている

2つ目のデメリットは、レンタルできる機種が限られていることです。レンタルは提供会社が所有しているパソコンの中から選択するため、「希望の機種が利用できない」といった事態も起こりえます。

特殊な性能を持った機器や、あまりにもハイスペックなパソコンなどは、レンタルしづらい特性を持ちます。そのため、事前にパソコンの在庫を確認した上で検討しましょう。

株式会社SSマーケットが提供する「レンタルマーケット」では、レンタルマーケット所有機器からのレンタルだけでなく、お客様の希望に合った機器のレンタルも可能です(数量や機種、ご使用期間等々に関する事前確認が必要です)。

リース・レンタルの適切な選び方

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ここまで、パソコンのリースとレンタルについて解説しましたが、「結局どちらが自社にとって適切なの?」と思っている方もいるはずです。

本項では、利用状況に応じた選び方を解説します。とはいえ、本項で解説する選択肢が必ず最適とは限らないため、自社の状況を踏まえた上で慎重に選択しましょう。

一定期間の利用が確定している場合はリース

リース契約は一般的に2〜8年間です。また、無償での途中解約が認められないため、一定期間使い続ける必要があります。

しかし、レンタルに比べて割安でパソコンを利用できるので、一定期間の利用があらかじめ確定している場合は、リースが第一選択肢となるでしょう。

また、リースの契約期間が終了したあとは、リースを終了する、再リースの申込み、低価格で買い取るなど、複数の選択肢が設けられます。そのときの状況に応じて、適切な選択をすることが可能です。

そのため、リースはパソコンの導入コストを抑えつつ、契約満了後は状況に合わせて柔軟に対応できるという利点があります。

短期間の利用を検討している場合はレンタル

短期間の利用を検討している場合は、パソコンをレンタルすべきだと言えます。そもそも短期間だけ利用するという行為は、リースや購入では不可能です。

また、短期間のレンタルであれば、ほか選択肢に比べて大幅にコストを抑えられるほか、解約金も発生しません。予算が少なくても積極的に検討できるのも利点です。

それらのことから、数日〜数ヶ月程度の利用を検討しているのであれば、パソコンのレンタルをおすすめします。

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まとめ

今回は、パソコンのリースとレンタルの違い、それぞれのメリット・デメリットを解説しました。

リースとレンタルはまったく別のサービスです。特に契約期間の長さや特性が大きく異なり、解約金の有無や手続き内容もまったく違います。

それぞれにメリット・デメリットの両方が考えられるため、「どちらか一方が最適」というわけではなく、利用状況によって適した選択肢が異なります。

パソコンのリースとレンタルで迷っている方は、ぜひ本記事で解説した内容を参考にし、自社に向いているほうを選択しましょう。

なお、本サイトを運営する株式会社SSマーケットは、パソコンのレンタルに特化した「レンタルマーケット」というサービスを提供しています。

本サービスはリースに対応していないものの、長期のレンタルが可能であり、最大36ヶ月までパソコンの入れ替えが可能です。

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また、お客様1人ひとりに合わせた柔軟な対応を心がけているため、「レンタルを初めて利用する」という方は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。


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