価格、品揃えや在庫数、対応力などで凌駕。レンタルマーケットは最適な協業パートナー

株式会社デバイスリンクは主に法人向けにデジタル機器のレンタル事業やキッティングサービス事業などを手がけています。2024年11月26日に設立し、前身の会社からレンタル事業とキッティングサービス事業の譲渡を経て2025年1月16日から新たに運営を開始しています。同社のレンタル事業における強みは大型モニターや液晶ディスプレイ、タブレット端末などのレンタル商材を数多く取り揃えており、展示会やイベント、研修などのシーンで活躍しています。一方、同社で取り扱いがない商材や在庫だけで賄えない商材についてはレンタルマーケットから調達しています。それにより、多様化するお客様のニーズに応えて満足度を向上させつつ、経営の効率化を図っています。
今回は、事業譲渡した前身の会社でレンタル事業を立ち上げたメンバーの1人であり、現在はデバイスリンク代表の若林さんに同社が手がけるレンタルサービス「カリナイト」の特徴や、協業パートナーであるレンタルマーケットの魅力についてお伺いしました。
タブレット800台を調達したのがお付き合いのきっかけ
――デジタル機器レンタルサービス「カリナイト」の近況と、レンタルマーケットとのお付き合いが始まったきっかけについて教えてください。
1月から新たに運営を始めて、まず行ったのがサービスの核となるWebサイトをリニューアルしたことです。そこでは、レンタル商材について期間別のレンタル料金を詳細に打ち出したり、希望するレンタル商品をカートに入れた際に追加で必要になる備品などを推奨してくれる機能を実装したりするなど、お客様の使い勝手を高める工夫を随所に施しました。おかげさまでリニューアルは成功し、会員登録数は1万名を突破しました。
レンタルマーケットとお付き合いが始まったのは、私が前身の会社でレンタル事業に携わっていた2019年に遡ります。当時タブレット端末のレンタルを始めたところ教育機関などから1000台近くの発注がありました。しかし、当時の既存在庫は200台程度しかなく到底賄いきれませんでした。そこで様々なレンタル会社に問い合わせたところ、レンタル価格が最も安く、かつ在庫数も最も多かったのがレンタルマーケットでした。さらに3年以上の長期レンタルにも対応してくれ、「iPad」のセルラーモデルの取り扱いがあるなど品揃えが豊富な点も魅力的でした。
レンタル価格の安さ、在庫数、品揃えなどあらゆる面でレンタルマーケットに叶う会社はなく、私は迷うことなくレンタルマーケットを選び、約800台を調達して難局を乗り切りました。それ以降も取引は続き、事業譲渡を経て運営会社が変わった今もレンタルマーケットは、私たちにとって欠かせないパートナーです。
圧倒的な品揃えと在庫がレンタルマーケットの魅力
――嬉しいお言葉をありがとうございます。同じくレンタルサービスを手がける御社から見たレンタルマーケットの魅力は何でしょうか?
レンタル商材の品揃えと在庫が豊富な点です。当社では在庫を管理しにくいハイエンドな商材やスペックが特殊な商材も数多く取り揃えています。一例を挙げると、タブレット端末だと電波状況に応じて複数のキャリアに接続できるセルラーモデルの「iPad」、パソコンだと「MacBook Pro」や「MacBook Air」、高性能なGPUを搭載したゲーミングノートPCなどです。
当社の品揃えが豊富な大型モニターや液晶ディスプレイなどをお客様がレンタルする際、パソコンやタブレット端末などのレンタルを併せて希望する場合が多いです。その際、一般的なスペックの商材なら当社の在庫で十分に賄えるものの、ハイエンドな商材やスペックが特殊な商材を希望されるお客様の場合は真っ先にレンタルマーケットに相談しますね。
現在、当社の事業方針はモニターやタブレット端末を中心に品揃えを拡充して強みをさらに伸ばす一方、それ以外の商材はパートナーであるレンタルマーケットから調達することにしています。当社の在庫をいたずらに増やすことなく品揃えを拡充できるので、多様化するお客様のニーズに応えることができます。
レスポンスが早く柔軟性も高い。予算に応じた提案も
――豊富な品揃え以外の魅力があれば教えてください。
抜群の対応力ですね。レスポンスが早いのはもちろんのこと、柔軟性が高くフレキシブルに対応してくれるのでいつも助かっています。例えば、お客様の発注が正式に決まっていなかったり、お客様のニーズが曖昧だったりする段階から気軽に相談に乗ってくれて積極的に提案してくれます。価格調整についても100%対応してくれます。お客様の予算感を伝えると、それに応じたスペックの商材を上手く提案してくれます。
サポートのバックアップもあります。当社ではサポートが難しい商材を調達したなどの場合、レンタルマーケットのスタッフに電話対応などの協力を仰ぐことがあります。商材だけでなく、レンタルマーケットの人的リソースやノウハウのバックアップも受けられるのはありがたいです。
当社は福井県を地盤とする会社ですが、Webサイトのリニューアル後は東京などの関東圏のお客様が急増しています。例えば、出荷先が関東圏の場合、レンタルマーケットの倉庫から直接出荷することによって納期を短縮できるなど協業する範囲やメリットは拡大しています。
今後も切磋琢磨してレンタル市場の拡大に努めたい
――今後の抱負を教えてください。
当社とレンタルマーケットは同じサービスを展開するため競合する側面もあるものの、当社はそのような考え方ではなく、むしろお互いに切磋琢磨してレンタルすることの良さを広めて、一緒に市場を拡大していく同志だと考えています。当社はレンタルマーケットから様々なレンタル商材を調達する一方、当社はレンタルマーケットに対して得意なモニターやディスプレイを提供する機会も増えてきました。
当社の社名であるデバイスリンクには、レンタルを通じてヒトとモノをより一層つなげて社会に貢献したいという想いが込められています。そのためにはレンタルマーケットの力が必要ですし、当社がレンタルマーケットの力になれる部分もあると思います。お互いの強みや弱みを相互に補完し合うことで、お客様にとってより良いレンタル体験を提供することを通じて、レンタルマーケットとともにレンタル市場を拡大していきたいと思います。今後とも末永くよろしくお願いします。