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2024.03.11

パソコンのレンタル料金の相場は?リースとの違いやメリットを解説

パソコンのレンタルを検討している方の中には、どのくらいの料金相場なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。レンタルパソコンの料金は、基本的に「レンタルするパソコンのスペック」と「レンタル期間」によって決まります。

当記事では、パソコンのレンタル料金がどのようにして決まるのか具体的に解説するとともに、料金相場やレンタル時に確認しておきたいポイントなどを解説します。初めてパソコンをレンタルする方は、特に必読の内容です。

目次

  1. 1.パソコンのレンタル料金は大きく分けて2つの要素で決まる
    1. 1-1.レンタルするパソコンのスペック
    2. 1-2.パソコンのレンタル期間
  2. 2.パソコンレンタルの料金相場はどのくらい?
  3. 3.パソコンをレンタルする際に確認しておきたいポイント
    1. 3-1.スペックや料金体系を確認する
    2. 3-2.キッティングや設置作業など対応範囲を確認する
    3. 3-3.故障・紛失時の対応について確認する
    4. 3-4.返却時の注意事項を確認する
    5. 3-5.レンタル期間の延滞・短縮について確認する
  4. まとめ

 

1.パソコンのレンタル料金は大きく分けて2つの要素で決まる

パソコンのレンタル料金は、どのようなスペックの製品をレンタルするか、どのくらいの期間レンタルするのかによって金額が異なります。

レンタルパソコンの料金相場や価格感を知るために、まずは料金を決める2つの要素について理解を深めておきましょう。

 

1-1.レンタルするパソコンのスペック

パソコンのレンタル料金を決める要素の1つが、パソコンのスペックです。

パソコンのスペックを判断する項目例は、下記の通りです。

  • OS
  • CPU
  • メモリ容量
  • SSD
  • 画面サイズ
  • 解像度
  • 搭載機能

高性能なパソコンを利用するほどレンタル料金は高くなります。

レンタル料金の負担を軽減するには、業務内容に必要なスペックを確認した上で、必要以上に高性能なパソコンを選ばないように気を付けることがポイントです。

オフィスの事務用パソコンとして使う際は「CPU=Core i5以上」「メモリ=8GB以上」、動画編集を行う際は「メモリ=16GB以上」が目安です。

 

1-2.パソコンのレンタル期間

パソコンのレンタル料金には、契約するレンタル期間も影響します。

パソコンのレンタル期間は、1日・1か月・1年間などレンタル業者によってさまざまです。用途に合わせて必要な期間で契約しましょう。基本的には、レンタル期間が長くなるほど料金が安くなるケースがほとんどです。

ただし、複数台のパソコンを3年以上利用する際は、レンタルではなく購入したほうがトータルコストを抑えられることもあります。会社としてレンタルパソコンを利用する際は、必要予算を決めるためにあらかじめレンタル期間を決めておきましょう。

 

2.パソコンレンタルの料金相場はどのくらい?

パソコンを長期的に借りるのであれば、リース利用という選択肢もあります。

レンタルとリースの違いは、下記の通りです。

  • レンタル……業者が所有している機種を短期的に借りる
  • リース……リース会社が購入した機種を長期的に借りる

レンタルは利用できる機種が限られるのに対して、リースは希望する機種を利用できます。

パソコンレンタルとパソコンリースの料金相場は、下記の通りです。

レンタル 6,000~12,000円程度/月
リース 3,000~5,000円程度/月

実際のレンタル料金は、パソコンの機種やスペックによって変動します。

月額を比較すると、レンタルよりリースのほうがリーズナブルです。長期利用となるとリースのほうがお得になります。

レンタルは利用期間を自由に設定できるものの、リースはパソコンの法定耐用年数をもとに期間を決める必要があるため、2年以上の契約となるケースがほとんどです。

短期間の利用を検討している方には、レンタルのほうがメリットは大きいと言えます。

 

3.パソコンをレンタルする際に確認しておきたいポイント

パソコンをレンタルする際は、費用だけでなく使いやすさや業者の対応力にも注目することが大切です。パソコンのレンタルで確認しておきたいポイントは、主に5つあります。

快適かつ安全にレンタルパソコンを利用するために、押さえておきたいポイントをそれぞれ詳しく解説します。

 

3-1.スペックや料金体系を確認する

ニーズに合うパソコンを選ぶために、まずは必要なスペックをあらかじめ確認しておきましょう。

スペックを下げればレンタル料は安く抑えられます。しかし、業務内容に見合ったスペックでなければ作業効率が低下するため注意が必要です。業務に支障がない範囲でレンタルパソコンのスペックを検討しましょう。

表計算や文書作成、プレゼンテーションなどの事務作業が多ければ、WordやExcelなどが必要となるケースもあります。Microsoft Officeの利用には、別途料金が発生する可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

パソコンのレンタル料金は、利用期間をベースに設定されています。1日のみの短期レンタルも可能ですが、料金は1週間分かかることがあります。料金体系を事前に確認してお得なプランを選びましょう。

 

3-2.キッティングや設置作業など対応範囲を確認する

パソコンのレンタル業者選びでは、キッティングや設置作業の内容の確認も大切です。キッティングとは、パソコンの各種設定やOSのインストールなどの作業全般を意味する言葉です。

業者によっては、OSやMicrosoft Office、セキュリティソフトのセットアップなどのキッティングを無償で行ってくれます。また、マスターPC作成やデスクトップのカスタマイズなど、キッティング内容や台数によっては有償で対応してくれる業者もあります。

「レンタル&キッティング」をセットで依頼できる業者を選ぶことで、レンタルパソコンの利用がスムーズです。

レンタル機器の配送や現地での開梱・設置作業にも対応していることがあるため、レンタルからキッティングまで依頼したい方は、事前に対応可能か確認しておきましょう。

 

3-3.故障・紛失時の対応について確認する

レンタルパソコンの利用にあたり、故障・紛失などのトラブル発生時の対応も確認しておく必要があります。

トラブルが発生した場合、まずはレンタル業者に連絡を入れましょう。配送中や予期せぬトラブルによるパソコンの故障は、代替機で対応してくれるケースがほとんどです。

ただし、破損や紛失の際は、修理代金や損害額の支払いが発生する可能性があるため注意しましょう。損害額は、「代替パソコン(新品)の購入代価相当」「1週間分の料金×10倍」などレンタル業者が定めるルールによって算出されます。

ウイルス感染や盗難は、「有償で対応」「動産保険で補償」など、業者によって対応が異なるため、事前に確認しておくと安心です。

 

3-4.返却時の注意事項を確認する

契約期間の終了に合わせて、レンタルしたパソコンや周辺機器をまとめて返却します。返却時にトラブルが起こらないように、返却期日やデータ管理などの注意事項を確認しておきましょう。

パソコンの返却期日は、レンタル業者によってルールが異なります。レンタル期間終了日の翌日に返却が必要な業者もあれば、「レンタル期間終了日の翌日=返却発送期限日」という業者もあります。返却発送期限日に集荷場所に持ち込んだとしても、最終集荷に間に合わなければ翌日集荷扱いとなるため注意しましょう。

また、レンタルパソコンは、情報漏洩を防ぐためにデータ消去アプリやパソコンの機能を使ってデータ削除してから返却するのが一般的です。データ削除サービスを提供している業者もありますが、別途料金が発生する可能性もあるため事前確認が必須です。

 

3-5.レンタル期間の延滞・短縮について確認する

返却期日の延滞に対するペナルティや、レンタル期間の短縮の可否も確認しておきましょう。

返却期日をすぎると、レンタル業者が定める利率で延滞料金が発生します。延滞料金は、「年利〇%」「1か月分のレンタル料の50%」など業者によってさまざまです。事前に契約内容やレンタル約款にしっかり目を通しておきましょう。

レンタル期間の短縮が可能であれば、中途解約手続きをした上で差額金を返金してもらえる可能性があります。

前もって契約期間の延長や短縮が発生すると分かっている際は、早めにレンタル業者に問い合わせましょう。

 

まとめ

パソコンのレンタル料金は、基本的に「レンタルするパソコンのスペック」と「レンタル期間」によって決まります。スペックが高いほど料金は高くなり、レンタル期間は長いほど安くなるのが一般的です。

レンタルパソコンの料金相場は、月6,000~12,000円程度となっています。ただし上記の通り、利用するレンタル業者やパソコンのスペック、レンタル期間などによって変動します。

Microsoft Officeのインストールを依頼したり、そのほかキッティングサービスを付けたりする場合は、別途料金が発生する場合もあるため注意しましょう。